教材を何度も読み返しているのに、実際の英文では迷ってしまう。そんな時は、勉強時間より取り組み方を少し変えると手応えが生まれます。
今回は、「スラッシュリーディングで英語を前から読む方法」を無理なく進める方法を見ていきます。短い例から始めれば、自分が迷いやすい場所もつかみやすくなります。
The report shows / that sales increased.のように、文の骨格と内容節を分けます。単語数で機械的に切らず、誰が何をするかを保ちます。
分からない語をすべて調べず、結論や否定に関わる語から確認します。意味が通る語は印だけ残して先へ進み、読み終えた後に本当に必要だったかを見直しましょう。
教材の例が身近でない時は、人物、場所、時刻のどれかを自分の生活に置き換えます。内容を考える負担が減り、覚えた形を会話へ持ち込みやすくなります。
after the meetingやin a small townを途中で切ると関係が分かりにくくなります。場所、時、方法を示す一塊として印を入れます。
余白には長い日本語訳ではなく、段落の役割や要点を数語で残します。後から読み返した時に、細部より先に文章の流れを思い出せます。
答えが合っていても、出てくるまでに長くかかった部分は復習候補です。正誤だけでは見えない迷いを拾うと、次の練習を増やしすぎずに済みます。
初日は前半の二つまでで十分です。迷いが少なければ、次の練習を一つ足します。時間を延ばすより、同じ手順で終えられる量を探してみてください。
先行詞まで読んだ後、whoやwhichから追加説明として受け取ります。文末から名詞へ戻って訳さず、「人がいた」「その人は」の順で意味を足します。
翌日は印のない英文を一つ読み、同じ見方が使えるか試してみましょう。前日の文だけでできたのか、別の内容にも応用できたのかを見分けられます。
数日後に再び取り組む時は、前回の記録を読む前に一度試します。そこで出てきた内容こそ、手掛かりがなくても使えるようになった部分です。
自然な和訳を完成させず、読んだ時点で分かる意味を口にします。日本語が多少ぎこちなくても、文頭へ戻らず全体の流れを優先してみましょう。
訳文や答えを見た後は、いったん閉じて同じ文を前から読み直します。説明を理解したことと、自分で語順を追えることを分けて確かめるためです。
慣れてきたかを見るには、同じ素材を続ける日と、似た難しさの別素材を使う日を分けます。見覚えのある答えに助けられず進めたら、学んだ手順が少しずつ身に付いています。
先へ進む日は、前の内容を最初から繰り返さず、短い確認だけで始めます。できた部分は残し、余った時間を新しい課題へ回しましょう。
同じ文章を読み直すたびに区切りを広げ、最終的には段落単位で要点を取ります。細かい印がないと読めない状態を残さないようにします。
似た文を二つ並べ、変わった語が意味へどう影響するか声に出して説明してみましょう。選択肢を当てるだけでなく、違いの理由まで言えるかを見てください。
ノートへ残すなら、できた・迷った・次に試す、の三つで十分です。長い感想を書くより、次回どこから始めるかが一目で分かる方が、復習へ戻りやすくなります。
一通り終えたら、できなかった数より、前回より迷いが減った場所を一つ探します。次回はその少し前を出発点にできます。
一週間ほど空けた後、同じ流れでもう一度試してみてください。途中で見本を見ずに進めた範囲が、身に付いた部分を知る目安になります。
練習量は毎日同じでなくても構いません。忙しい日は一文だけ、時間のある日は少し長めに取り組み、手順だけをそろえておきます。
次に取り組む時は、前回迷ったところから始めます。先へ急がず、同じ条件で試した時に言葉が出るまでの間が短くなったかを見てください。
この記事では、「文法上つながる語を一つの区切りにする」、「区切りごとの仮の意味を積み上げる」、「スラッシュを減らして読む速度を上げる」という三つの角度から進め方を紹介しました。最初から全部をこなさず、今の課題に近いところを一つ選び、数日試してから量や難しさを調整してみてください。自分だけでは直す場所を選びにくい場合は、英会話スクールで講師から助言を受ける方法もあります。